毎年恒例の『クラシック・コンサート祭り』@有楽町・丸の内エリアへ行ってまいりました!
ラ フォル ジュルネ 2016です。
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初期の頃は、著名なクラシック作曲家をテーマに数々のコンサートをチョイスして、聴く形だった。
その後、『フランス音楽』等のように広範囲のテーマになり、ここ数年はより抽象的なテーマでさらに色んなジャンル・年代・国の音楽を愉しめるようになった。
2015年のテーマは『パッション』。クラシック愛好家の旦那さんが書いたこちらの関連記事もどうぞ!
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そして、ラフォルジュルネ2016年のテーマは『ナチュール(自然と音楽)』です。
ラ フォル ジュルネ音楽祭、今までのテーマを回想してみよう!
第1回 2005年 ベートヴェンと仲間たち
第2回 2006年 モーツアルトと仲間たち
第3回 2007年 民族とハーモニー
19世紀後半~20世紀にかけて 民族色豊かな国民楽派の作曲家たち
第4回 2008年 シューベルトとウィーン
シューベルトの曲からシューベルトへのオマージュ作品まで。
この2008年から金沢もラ・フォル・ジュルネの開催地となる。
第5回 2009年 バッハとヨーロッパ
バッハを現代に蘇らせる日本史上最大のバロックの祭典
第6回 2010年 ショパンの宇宙
生誕200年を迎えたショパン。広大なショパンの音楽宇宙を再構築。
2010年には、新潟市、琵琶湖もラ・フォル・ジュルネ開催地となる。
第7回 2011年 タイタンたち
1850年~1950年までの100年間、『後期ロマン派』の作品。
東日本大震災復興支援を応援!
2011年は鳥栖市もラ・フォル・ジュルネ開催地となる。日本は5都市開催に至る!
第8回 2012年 サクル・リュス
チャイコフスキーやラフマニノフから、20世紀の現代作曲家たちまで、ロシア音楽の壮大なパノラマ。
第9回 2013年 パリ、至福の時
19世紀後半から現代まで、フランスやスペインの作曲家たちの150年間にわたる音楽のパノラマ。
第10回 2014年 10回記念 祝祭の日
10周年記念として、これまで音楽祭を彩った10人の作曲家とその仲間たちがテーマ。
第11回 2015年 PASSION パシオン
パシオンの入口となる扉として、【恋、祈り、いのち】を設定。ルネサンスから20世紀初頭までの400年間の広大な音楽世界。
2015年より、普遍的なキーワードをテーマとすることに一新。
クラシック愛好家の旦那さんに付き添って、第2回の2006年~2016年まで、震災の時(第7回2011年)を覗いて、今年で10回目のラ・フォル・ジュルネでした☆
ラフォルジュルネ2016年のテーマは『la nature ナチュール-自然と音楽』
オフィシャルガイドを引用して、今年のテーマを考えてみた。
2016年のラ フォル ジュルネでは、美や芸術の源泉である自然にオマージュを捧げます。
プログラムは、ルネサンスから現代、ポスト・クラシカルまで、500年にわたる音楽史の中から、季節、風景、動物、天体、天地創造など、さまざまな観点から選曲しています。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン アートディレクター
ルネ・マルタン氏
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今年のプログラムは、クラシック音楽という枠さえ取り払って、アジアやアフリカの伝統音楽が当然のように含まれている。(中略)
音楽祭の会場をコンサートからコンサートへと渡り歩いてみれば、その全体はまさしく混沌としたカオス的な状況になっているはずだ。きっといろんな響きがあなたの耳は次々と飛び込んでくる。
音楽ジャーナリスト・評論家
林田 直樹氏
ラ フォル ジュルネのチケット手配について
全て旦那さんにお任せですが、こんな風に予約しているようです。
第一段階 インターネットでコンサート予定表をプリントして、いくつかのコンサートを選び、抽選に応募。
小さな会場や人気の演目は、落選する可能性が高いです。しかし、落選を見込んで、やみくもに応募するとすべて当選した時に、自分の首を絞めることになるかも?!
キャンセル不可なので、自分のお財布&スケジュールと良く相談して、応募してみてくださいね!
第二段階 インターネットから行きたいコンサートを予約
もし抽選にはずれても、インターネットで十分予約ができるのでご安心を。コンサートは移動時間も含めて、余裕をもった空き時間があると良いですね。空き時間に屋台で、真昼間からアルコールをひっかけたり、スナックをつまんだりするのも、愉しいのですから。
第三段階 GW開催中に、国際フォーラムの会場でラフォルジュルネの当日券を買う!
GWの会期中、まだ買えるチケットが掲示されるので、『まだまだ聴き足りない!』と思えば、まだ間に合いますぞ('ω')ノ
特設コーナー【ソムリエカウンター】で、音楽ソムリエが常駐しているので、おすすめ・コンサートを指南してもらうと、間違いなしですね。
ラ フォル ジュルネ の無料コンサートは?
ラ フォル ジュルネは、無料コンサートだけでも十分楽しめます。
ラフォルジュルネの開催期間中、無料コンサートもたっぷり満喫できちゃいます。5/2はお仕事帰りにラフォルジュルネの前夜祭で、雰囲気を味わってみてはいかが?丸の内・国際フォーラムエリアでは、コンサートプログラムの冊子が無料配布しているので、事前にゲットしときましょー。
前夜祭の5/2から5/5までの4日間。花と緑と音楽、そしてチケット半券を利用してお得にグルメも愉しんじゃいましょ♪
東京国際フォーラム
地上広場では、屋台の前にある八角形の特設ステージで、自由気ままに鑑賞できます。ココは屋外食事スペースが近くにあるので、軽食やお酒を飲みながらのんびりと鑑賞できるはず。
チケットの半券があれば、展示スペースで学生オーケストラの演奏を聴くことができます。
丸の内エリアのコンサートは、有料コンサートの空き時間に利用したい!
国際フォーラムにほど近い丸の内エリアは、有料コンサートまでのちょっとした空き時間に、ふらりと足を運んでみたい。
会場は、【丸ビル1階、オアゾ広場、新丸ビル、TOKIAガレリア、ブリックスクエア一号館広場、iiyo!!、KITTEアトリウム】など。
演奏家たちのスケジュールも、公式ガイドブックに載っているので、予定が立てやすい。
中には知名度抜群の演奏家たちも、30分の無料コンサートに出ていたりして、かなりお得なコンサートです。また、無料コンサートは有料コンサートに比べて、親しみやすく難解でない演目・お馴染みの演目を取り入れているので、だれでも気軽に楽しめるはず。
ただし、ラフォルジュルネ・無料コンサートの場合は、ほとんどの人が座れないことを覚悟しないといけません。30分のコンサートの前に、立見席で15分ほど前に並ぶのが常なので...(演目の人気度にはよりますが、おそらく前列椅子席をゲットするには、コンサート開始1時間以上前に並ばないといけないでしょう。"(-""-)")
立ち見でも、演奏者の姿が見える位置をゲットするには、並ぶ時間+演奏時間=45分立ちっぱなし ですね。腰痛持ちの人には、ちょっと辛いかな?
まあ、そんなに気合を入れず音楽の雰囲気を愉しむだけなら、もちろん、数曲聴いてその場を立ち去っても全然オッケーです。そこが、無料コンサートの気軽さですからね♪
ラフォルジュルネ 東京の雰囲気は?
クラシック音楽という敷居の高さ、コンサートチケットの値上げ、演目が一般人には分かりにくい等々の理由から、有料コンサートの客層は【落ち着いた大人のためのコンサート】のようでした。
若い層よりは、中高年~シニア世代がほとんどを占めておりました。とても多くの、仲睦まじいシニア世代のご夫婦が見られたことが印象深かった。歳を重ねても趣味が一緒だと、いつまでも仲良く暮らせるのでしょうね♡
その他、男女問わず1人で聴きにきている人々も多くみられましたね。気兼ねなく、自分の好きなコンサートを選ぶには、1人が良いのかな~とも。フォーラム前の屋台フードコーナーでは、コンサートと関係のない方々も、買い物の途中で休憩に来たり...とかありそうですね。6-7人のグループで、食事とお酒を広げてちょっとした宴会をしている愉し気な光景もみられました。
ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2016で聴いたコンサート♪
5月3日
自然へのオマージュ~至福の一日への序曲~(有料)
揚げひばり他
ハンガリー・ジュール・フィルハーモニー管弦楽団 / ヴァイオリン 戸田弥生氏
夜の神秘~夏のロマンス~ (有料)
夏の夜の夢、夏の夜他
ソプラノ 浜田理恵氏 / マカオ管弦楽団
ピアノ 矢島愛子氏 (丸の内オアゾ 無料)
スクリャーピンより
ピアノデユオ 高橋多佳子氏、宮谷理香氏(TOKIA ガレリア 無料)
サン・サーンス 動物の謝肉祭ほか
サックス 作田聖美氏、ピアノ 前田涼子氏 (ブリックスクエア一号館 無料)
グリーク 森の静けさ他
5月4日
ピアノ 小川典子氏 (有料)
ドビュッシー、武満徹ほか
音楽の冒険~藤倉大が考えるLa Nature~ (有料)
ギター 村治奏一氏、佐久保伸氏
へんみ弦楽四重奏団
永見竜生 サウンド・プロジェクション
藤倉大や坂本龍一の作品他。
クラリネット 北岡羽衣氏、ピアノ井村理子氏(新丸ビル 無料)
クラリネット・ソナタ、鳥の形をした4つの小品ほか
5月5日
ヴァイオリン 小林倫子氏、ピアノ 津嶋啓一氏 (新丸ビル 無料)
揚げひばり他
カシオ グランド ハイブリッド ミニコンサート (国際フォーラム 地上広場)
ピアノデユオ 伊賀あゆみ氏&山口雅敏氏
シューマンほか
ラ・フォル・ジュルネは、毎年記念CDを作って販売しています。会場では、過去のラ・フォル・ジュルネ記念CDも、手にすることができるのが嬉しいですね♬
ラ フォル ジュルネ 2016年は『la nature(自然)』がテーマでした。このCDは、自宅での作業用として大活躍でしたねえ~。事務作業、掃除、食事の支度に集中力UP!そして、何しろ優雅な気持ちでさまざまなタスクが捗ったのは、コレのおかげですね。
森の中に佇んでいる…そんな空気が漂う、耳から森林浴ができるオススメのCDです。
クラシックに詳しくなくても、ラ・フォル・ジュルネは充分に味わい深い体験ができる場所
ラ・フォル・ジュルネでは、今まで慣れ親しんだ曲を鑑賞するにとどまらず、ぜひ一度も聴いたことがない曲との出会いを積極的に愉しめれば良いのでは☆
『あれっ?ちょっと難しいけど、何だか新鮮だわ!』
『目を閉じると、森の中、鳥の声、風の音を感じるようだ~。癒されるう』
『ピアニストの指遣い、ハンパないぞ!超絶技巧に目玉が飛び出そう👀』
『不協和音の連続で、なんだか気持ちまで不安定になってきた!!! でも、この不調和が慣れると癖になりそうだね』
そう!新しい音楽、音に出会うことで脳が刺激され『スッキリ』を味わったり、『癒し』や『何故だか涙が出そうになったり』『怒り』『許し』『回想や追憶』『悲しみ』『眠む気』などなど、どんな感覚や感情が新しい演奏・音楽と出会うことで、自分の内側から湧き上がるのかを観察・発見するのも、クラシック音楽を聴く愉しみの1つだと感じます。
そう!芸術は理解などしなくたってイイのです!評論家でない限りは。
音楽しかり、美術しかり。自分がその芸術に触れたときに感じたことを大切に、感性を磨いていければ良いな。。。と思うこの頃。
GWに割高な旅行をするよりも、都内で世界のアーティストが奏でる珍しい音楽と踊りに、ココロと身体を委ねてみるのが最高のGWの過ごし方というものではないでしょうか(*''▽'')
後日、クラシック愛好家の旦那さんのコンサート記事もお楽しみくださいませ☆
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