最近は、Netflixにハマっています。前の記事で書いたように、Netflixで英語耳を鍛えたり、家事の合間や就寝前にipad miniで手軽にNetflix三昧です(*^^)v
今日は、2000年に日本で公開されて以来、根強いファンを持つスウェーデン映画『ロッタちゃんシリーズ』のおはなし。15年ぶりにロッタちゃんシリーズを改めて観て、現代の閉塞した日本からは程遠い、まるでお伽話のような幸せがいっぱい詰まった映像にほっこりしました。
ロッタちゃんの映画を紹介しながら、現代スウェーデンの魅力・生きやすさ、北欧を感じるお店を紹介しますね。
ロッタちゃんと赤いじてんしゃ
1992年のスウェーデン映画で、日本公開は2000年。『長くつ下のピッピ』でお馴染みの "アストリッド・リンドグレーン" の児童文学作品が原作となっている。
ロッタちゃんの家族は、5歳のロッタ、8歳の姉と10歳の兄、37歳の母、優しくたくましい父。隣の家の一人暮らしの老婆"ベルイさん"とは、まるで家族のような近しいお付き合い。
ロッタちゃんはとっても頑固でわがまま、そしてちょっと生意気な女の子。金髪ショートボブに大きなおでこ、口をへの字にしたキュートな不機嫌顔がトレードマーク。行動力抜群で、兄や姉と同じように扱われたり、行動したいんだけど『ロッタちゃんは、まだ小さいから。。。』と言われて断念することがイヤでしょうがない。
そんなロッタちゃんの腹心の友は、豚のぬいぐるみのバムセ。バムセは、スヌーピーに登場する"ライナスの毛布"のような存在で、いつでも何処でもロッタちゃんと行動を共にする。だから、けっこうクタクタで汚れてます(´▽`)
家族でキャンプへ行った時も、もちろんバムセも一緒。
釣りをするときも一緒。
さあ、釣りだ!
お姉ちゃんの釣り竿が動き、これは大きいのが釣れた!!!と思ったら。。。
バムセがいつの間にか水辺に落ちていて、お姉ちゃんがそのバムセを釣ったというオチ。ビショビショでかな~り、汚れてますね(+o+)
兄姉にからかわれて、プンプンするロッタちゃんもキュート♡
また、兄姉と草原で卵を見つける!ロッタちゃんは卵の脇にバムセを置いたことも忘れて、両親のもとへ。
家へ帰る寸前に、『バムセはどこ?バムセと一緒じゃないと帰れない!』と駄々をこねるロッタちゃん。一緒に草原を探す、なんだかんだ言って優しい兄姉。
そして、鳥の巣でバムセを見つけて、一安心のロッタちゃん。
幼稚園へ行っていない様子のロッタちゃん、同年代のお友達の存在はなく、このバムセがロッタちゃんの親友であり、ロッタちゃんの子供のような存在みたいです☆
表題の "赤いじてんしゃ" のエピソードでは、ロッタちゃんがお誕生日を家族に祝ってもらう幸せなシーンがあり、『家族の幸せって、こういうものだよね♪』と幸せの疑似体験ができます。
ロウソクの日を吹き消すロッタちゃん。ステキな赤いバッグをプレゼントしてもらって、嬉しいんだけど...でも、お兄ちゃんお姉ちゃんのように、自転車が欲しい!
『ロッタちゃんはまだ小さいから、三輪車に乗ってなさい!』という言葉にも、
『アタシ、自転車上手に乗れるもん<`ヘ´> アタシ、なんだって上手にできるんだからっ!』と強気のロッタちゃん。
庭の赤い三輪車を蹴飛ばす、やんちゃぶり。
『三輪車なんてキライ!』
隣人のベルイさんの家に遊びに行き、ブレスレットを貰う。
わざとベルイさんを昼寝にそそのかし、その合間にベルイさん宅の物置から自転車を勝手に運び出す、悪魔のロッタ。
大人用自転車を5歳のロッタちゃんが一生懸命物置から出しています。やっとのことで、近所の通りまで引いて、坂道まで。
バムセは後ろに乗せたまま、無謀にも坂道を自転車で降りるロッタちゃん。
自信満々のロッタちゃんでしたが、ブレーキが使えなくてスピードが出る出る❣
ああああああああああーーーーーーー(+o+)
あえなくベルイさんの庭へバムセともども撃沈。。。
何事か?とやってきたベルイさん。悪いことをしたロッタちゃんなのに、『誕生日なのにツイてない』と怒り泣きするロッタちゃん。まずは、叱らず話を聞いてあげ介抱する思慮深いベルイ婆さん。
最後は、パパがロッタちゃん用の小さな赤い自転車をプレゼントして、ハッピーエンド☆
ロッタちゃん はじめてのおつかい
1993年のスウェーデン映画。"赤いじてんしゃ" の翌年に出来ました。日本公開は同じく2000年。登場人物はお馴染みの家族と豚のぬいぐるみのバムセ、隣人のベルイ婆さん。舞台はクリスマスシーズン。
ある日のロッタちゃんは、超不機嫌モード。それは夢の中で、兄姉がバムセをいじめたから。
『(ママが用意した)白いセータは、チクチクするからキライっ❢』と、すねて下着姿で粘る粘る。それにしてもロッタちゃんのお部屋、カワイイ♡
ママが早く着替えろとうるさいので、逆ギレしたロッタちゃんの暴挙は...。
犬が破いたことにして、ハサミでチョキチョキ。こんなセータなんて、大っ嫌い<`ヘ´>
バムセを連れて、下着姿で家出をします。
もちろん、行先は隣のベルイさん宅。
ベルイさんのチクチクしないセータワンピースを着て、ベルイさんの家の二階の物置で独り暮らしを愉しむロッタちゃんでしたが。。。
ロッタちゃんの家族が遊びに来て、帰るとちょっと寂しい。
家族はしばらくはそっとしておくんだけど、ロッタちゃんが心細いタイミングでパパが迎えにきてくれる☆
『パパもママも可愛いロッタがいないと淋しいよ。一緒に家へ帰っておくれ。』
とロッタちゃんのことを個人として尊重しながらも、家族の気持ちも伝えて理解を求める。スウェーデンの個人を尊重する考え方が、映画の中でも生きていますね。
ロッタちゃんシリーズが魅力的なのは、お年寄りの隣人や子供、親のみんなが個々を尊重し合って生活しているところでしょうか。
陰湿さがまったくない、クリーンなところがとても愛おしい映画なのです♡
もう一つ面白いエピソードがあります。兄姉が上手にスキーで道を滑るのを尻目にみて、負けず嫌いのロッタちゃんは、『アタシだって、上手に滑れるもん。アタシにできないことはないんだからっ<`ヘ´>』とスキーの練習中。
ある日、ママが焼きたてのパンをたくさん焼いていた。
『隣のベルイさんが病気だから、このパンをもっていってお手伝いしてきてね。』とママ。ついでに、生ゴミを捨てることも頼まれた。
小さなロッタちゃんは、あろうことかいっぺんに色んなことをやろうとした❣
片手に生ゴミ、もう片方はパン、いつでも一緒のぬいぐるみのバムセはパンのビニールの中へ放り込む。『バムセ、お腹が空いたらパンでも食べてね。』と言って。
それにしても、汚れたバムセを焼きたてパンと一緒にするとは、なんと不衛生なことか(*_*;それを食べるベルイ婆さんも、ちょっとお気の毒でしょうに~。
さらに、スキーの練習を兼ねてベルイさんのところへ行こうとした❣小さな坂道を滑ったときに、期せずしてゴミ箱へ放り込んでしまったものは...?!
ベルイさんに、得意げにパンを差し出そうとするロッタちゃん。
が、差し出したものはパンのビニールの代わりに、おぞましい生ごみだった( ゚Д゚)
お約束のオチですね。
パンとバムセはごみ収集者のおじさんが、キープしておいてくれて危機一髪。
それにしても、ぬいぐるみのバムセは大冒険しすぎですよね~。
ロッタちゃんシリーズの世界観とスウェーデンの魅力
この映画はスウェーデンの片田舎、小さな街が舞台です。国内でもロッタちゃんで有名となり、人気の観光地となっているそうです。
この映画でママは専業主婦ですが、現代のスウェーデンは専業主婦率がとても低くて、たったの2%。(日本は38%)
参考)専業主婦率2%のスウェーデンは幸福度がトップレベル!Woman Typeより
パパの仕事帰りが早い!明るいうちに帰宅して、家族で一緒に夕飯を食べれる環境が羨ましい。しかも、奥さんに花束を買って帰る夫♡
スウェーデンをはじめ、北欧の国は日本よりも労働時間が少ないのがイイ。
ちなみに、日本の年間労働時間は1729時間、スウェーデンは1609時間、フィンランドは1645時間、ノルウェーは1427時間❢
参考)ZUU Online 世界一労働時間の長い国は?韓国3位 日本21位 より
しかも、スウェーデンの一般企業は5週間の休暇が認められていて、ほとんどの人が休暇を取るそうです。たいてい夏のバカンスを1か月。
そういえば、昨年ガイドしたノルウェー・カップルは、基本残業なし。休暇もたっぷりあるから、年数回欧米旅行へ行くとか。
スウェーデンは個人を尊重する姿勢が、医療介護でも。高齢者も自立できる社会に
日本でも問題になっている胃ろうなどの延命治療。スウェーデンでは、自分でご飯が食べれるうように介護士が訓練を手助けしたり、寝たきりにならないように、ベッドで食事をするのではなく、車いすで移動して食卓で食べれるように訓練をする。
このため、日本に比べて寝たきりの高齢者が少ないスウェーデン。寝たきり予防の訓練をしても、起きられない高齢者のみが、高齢者施設で暮らすことになる。そこでも、延命治療はせず、人生の最期をすごす場所となるようです。
家族が介護するのではなく、高齢者の独り暮らしでも、介護士が毎日数時間ごとに訪れるので、安心して暮らせるようです。そして、介護士の待遇も公務員として満足のいく待遇で働けるので、お年寄りも介護士もHAPPYな環境を保てる。
映画でも、1人暮らしのベルイ婆さんに、悲壮感は一つもありませんでした。国家に守られているという安心感が、さらに近隣のお年寄りも大事にするという流れになっているのではないでしょうか。
参考)スウェーデンにはなぜ「寝たきり老人」がいないのか 現代ビジネスより
スウェーデンは消費税率25%と高負担なのに、幸福度が高い理由を知りたい人は以下の記事も読んでみてくださいね☆
参考)消費税25%でも、相続税はナシ!ゼロからわかるスウェーデン「超合理的な社会」のしくみ 現代ビジネスより
ロッタちゃんの家が可愛すぎる!日本で感じる北欧スポット&グッズ
スウェーデンハウスって、おもちゃの家みたいでとってもキュート♡こんなロッタちゃんのおうちに住んでみたい❢
リビングもナチュラルで
ロッタちゃんのお部屋はキュート☆何もかも小っちゃいですね~。
ロッタちゃんの世界観に浸りたい カフェ・ロッタ
世田谷線松陰神社前駅 徒歩1分 26席の小さなお店。
北欧と言えば、ムーミンカフェ
東京ドームシティ ラクーア店、キャナルシティ博多店、東京スカイツリータウン ソラマチ店の3店舗。フィンランドのムーミンをモチーフにしたベーカリー&カフェ。グッズも買えます。
ロッタちゃんの心の友、バムセのぬいぐるみ
コチラのオンラインショップで、M1800円、L3600円で買えますよ☆
オンラインショップ北欧雑貨
北欧雑貨は、北欧から直輸入の生活雑貨、インテリア雑貨、キッチン雑貨、北欧食器、ムーミングッズを中心に、現地でしか入手できないスーベニール感覚のギフトアイテムまで、満足の品ぞろえ。しかも、リーズナブル。
お買い物、わくわくしながらできそうですね♪
ロッタちゃんシリーズの映画には、幸せがいっぱい詰まってます。仕事疲れや、子育て疲れにちょっと一息したいならば、この映画がイチオシ!
映画を観たあとに、お部屋の模様替えをしてみたくなるかもしれませんね。