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新宿ゴールデン街がアツイ!ディープな横丁に潜入してみた 

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今まで見慣れた光景も、見かたを変えると新鮮なものになる。

これは外国人観光客のボランティア・ガイドするようになって、感じることである。新宿の喧騒も、100均も、飲み屋やカラオケのネオン、繁華街のど真ん中に佇む古い神社、デパチカ食料品売り場、パチンコ店.....こんなの日本人にとっては何も珍しくはない。

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しかし、外国人観光客にとっては、Amaging! Exciting! なのである。そして、諸外国に比べて『ゴミが散乱していない、クリーンな街。』のようです。先日案内した、スペイン人旅行者によると、スペインでは歩きたばこが普通に行われ、タバコのポイ捨てなどは普通のこととか。また、お花見の上野公園では、ゴミの分別が合理的だと、ノルウェー人カップルも称賛していました。

そんな風に外国人・観光客目線でトーキョーを眺めてみると、traditional modern がほど良くミックスされたsafe&cleanな街に見えてくる。そしてトーキョーがますます好きになってくる☆

 

そしてトーキョーの中でも、新宿ゴールデン街がいま、アツイのです!

20代からシニア世代まで、外国人観光客から日本人常連客まで、国境を超え世代を超えて、グツグツ煮えたぎるように今が食べごろ(旬)です。ゴールデン街は戦後バラックの建物をそのまま生かした、170以上の飲食店が新宿三光商店街振興組合のもとに軒をつらね、それぞれたったの数席しかない、マッチ箱のような可愛いサイズのお店の集合体です。

 

ゴールデン街のいったい何が魅力なの?

魅力はゴールデン街一角のノスタルジックな景観。古き良き昭和の名残りがそのまま残されているところ。ハードボイルド・探偵小説の舞台になりそうな街、それがゴールデン街。

それだけではなく、170ものお店、それぞれにオーナーの思い入れがつまった各店舗を、看板の名前を頼りに扉を開けてみたい。

例えば、たちばな診察室 やら、Death Match、ソワレ、強飲、裏窓、談singシネマ、Mar そんなかんじ、銀河系、ビックリバー、やどかり、夏の扉、二都物語、新宿ゴールデン街劇場、Barダーリン、スナック ハニー、フラメンコ酒場ナナ、2×4=8、遠足、Blue Rose、無銘喫茶、深夜+1、ねこ娘、将棋酒場一歩、ロンリー、キネマ倶楽部・・・・・・。

タイトルに聞き覚え、見覚えがあったら迷わず入るべし。マスターと語り合ったり、所狭しと座った隣席の客人とも一期一会の語り合いができるかもしれません。

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そうはいってもやっぱり入りづらいならば、年に数回あるゴールデン街のお祭りへ行ってみては?~新宿ゴールデン街のおすすめは、『春の桜まつり』&『夏の納涼祭』❢

◆春の桜まつり 4月半ばの日曜日 13:00~22:00

ノーチャージ、1杯500円でドリンクを楽しむことができる。飲食店の店先では、特設屋台で飲み物、食べ物を提供。また、各店舗もこの日は扉が開かれて、店内の様子を堂々と観察することもできる。普段は、チャージが700円~1500円程のバーも、この日はたったワンコインでWelcomeなので、長居することなく、はしご酒をする人々で街は大賑わい。

客同士、Barの情報交換もやっているようです。駐車場の広場では、特設ステージでカラオケ大会。派手な衣装で熱唱するBarの従業員達に、屋台で飲食しながら歓声をあげる常連客らしき人達。そして、新宿歌舞伎町界隈ならではの光景も見られて、フフフと笑ってしまいました。木の枝に吊るされた、桜を模した桃色パンティ達がなんともsexyなこと♥

 

◆納涼感謝祭 8月末の日曜日 15:00~23:00

春の桜まつり同様に、170店舗以上の参加店はノーチャージ、1杯500円でスタンプラリーが愉しめます。軒先屋台村、駐車場見世物小屋ではプロレスの試合も観れました。

2015納涼祭ちらし

 

新宿ゴールデン街のバー~はしご酒~

1軒目はキネマ倶楽部

タイトルから映画Barと予測して入店。8席ほどの店内には、既にはしご酒真っ最中の常連客が寛いでいた。

30前後の粋な女性を連れた遊び人風カップル酔いが回ってハイテンションになっている1人のアラフォー常連客。後から、50前後の真面目なサラリーマン風の男性が1人でふらりと入ってきた。さらに、20代後半のイケメン君もふらりとはしご酒にきて、遊び人風カップルと意気投合。オススメのお店を情報交換していました。

接客は若いマスターと20歳そこそこのアルバイト女性。店内の壁という壁には、映画のポスターが描かれ天井近くには、今年マスターが観たらしき映画のチラシが貼られていた。そして、モニターには映画『風と共に去りぬ』が、無音で流れていた。

お肌がツルリン、さっぱり顔の髭面マスターは、2丁目のお客様からモテルんですよ~と言っていた。壁面画を指さし話題を振ると、とても嬉しそうに熱く語ってくれる気さくなマスターで好感度大☆このキネマ倶楽部は、伝説の最高齢ママから譲り受けた、超老舗のBarなのでした。

2軒目は夏の扉

タイトルから、ロバート・A・ハインラインのSF小説『夏への扉』と勘違いして、思わず入店。

扉を開けたとたん、壁面上部には松田聖子のレコードジャケット写真が目に飛び込んだ!

『あ~夏の扉を開け~て....の聖子ちゃんの曲、ね。』と、納得。

1列5~6席程のコンパクトな店内で、一見シャイに見える人の良さそうなマスターが迎え入れてくれました。キネマ倶楽部とは客層もガラッと変わり、ここはちょっとオタクの雰囲気が漂う。

20代後半の昭和のアニメ、戦隊物、歌謡曲に非常に詳しい気さくな草食系男子オタクかな?という風情の男性二人組が対話中でした。

『子どもの頃みていたアニメ』について、世代が違う客人達が語り合っていて、ふむふむ・・・と耳と傾けていた。その後、ウルトラマンでは誰が好きだった?とか、映画のマッドマックスと北斗の拳の関係について、等なかなか面白い空間に身を置きました。その後、他店の渋めマスターが寛ぎに来店。

夏の扉のマスターは、ずっと聖子ちゃんファンで、最近のコンサート話を嬉しそうに話してくれました。またモニターでは昭和のアイドル映像が流れていた。話題に上った八神純子のパープルタウン等、好きな歌謡曲を即座に流してくれるのが嬉しい。すっかり落ち着いてしまった2軒目の夏の扉では、うまい棒がお通しのようなもので、お酒との相性もGOOD!

最後に新宿ゴールデン街・初心者が、注意すべきこと。

◆ゴールデン街の店内、街の路地の撮影には許可がいる。店内の撮影も避けた方が無難。または、マスターやママに撮影許可を取るべし。詳細は公式HPに記載。

◆店によってチャージ料金が異なるので、入店時にあらかじめチャージ料金を尋ねた方が安心して、飲食できる。

◆ママ、女の子が数人いるお店は、法外なチャージ料がかかるケースもあるので、お金をかけたくない時は避けた方が無難。

◆呼び込みに乗って、入店するのは絶対にやめた方がいい。法外なチャージがかかるはず。

◆入店時は第一印象がとっても重要。だまって着席すると『感じ悪う~。』と思われ、客人同士のコミュニケーションもままならない。まずは、挨拶が基本。『ここ空いてますか?失礼しま~す。』と笑顔で話しかけて、そこから一期一会の対話が始まる。

◆何しろ、どのお店も小粒なので、団体客はまず入れません。入店は1人か2人が良いでしょう。そして、待っている客人のことを考えて、1店舗にずっと長居は無用。

今回さらりと2軒はしごしてみたけれど、初対面でも自然にコミュニケーションを楽しめるものなんだ...と期待以上の充実感を味わいました。

愉しむコツは、お店の雰囲気、店内の客層、看板名から推測して、自分の趣味に合いそうか?を判断して選ぶこと。嗜好が似たもの同士なら、初対面でもかなりDEEPな会話が期待できるでしょう。

ここゴールデン街では、肩書きなんて関係無し。社長もヒラも、フリーター、無職、オバサン、オジサン、若者も.....嗜好さえ合えば、肩を並べてひと時の楽しいお酒を分かち合うことができる

☆ボーダレスな体験をすることによって、日常のストレスや悩みもすっと軽くなる。そんな場所なのかもしれませんね。

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