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カズオ・イシグロ氏 原作「わたしを離さないで」はココに注目☆

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こんにちは、かりんです。

かりん猫
カズオ・イシグロさん、ノーベル文学賞 受賞☆おめでとうございます!!! 

 

この記事は、ちょっと前にドラマ化したカズオ・イシグロ氏原作『わたしを離さないで』について、語りました。

主演の綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみが、難しい役どころにどう挑むか?!

この記事では、原作者カズオ・イシグロ氏のこと、ドラマの見どころや俳優陣の意気込みについて紹介していきます。

 

 

こんな人にオススメ

  • 原作者カズオ・イシグロ氏の本が好き
  • 綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみが好き
  • ノスタルジックに浸りたい
  • 「生きる」とは何か、真剣に考えて自分の人生を見つめなおしたい
  • 深くココロを揺さぶられ、思いっきり泣きたい!
  • 世界的ベストセラー作家のドラマ化に興味がある

 

 

ドラマを観るまえに知っておきたいカズオ・イシグロ氏って?!

➊カズオ・イシグロ氏は、長崎県出身の日系イギリス人(61歳)。でも、日本語はほとんど話せないらしい。

❷カズオ・イシグロ氏は、イギリス最高の文学賞ブッカー賞を受賞(1989年 日の名残り)

❸かの村上春樹氏と同世代の作家。お互い交流を深めており、春樹氏はカズオ作品に敬意を表している。

❹村上春樹氏同様に、最もノーベル文学賞に近い作家

❺声が渋くて、わりかしイケメンだ。そして、愛妻家。

 

ドラマ『わたしを離さないで」の世界観とは

  • 閉ざされた未来
  • 綾瀬、三浦、水川が演じる3役は、果たして過酷な運命にどう立ち向かっていくのか?
  • 待ち受ける衝撃の未来とは?
  • 友情と裏切り
  • 非現実的で異様、そしてノスタルジック。ココではないどこか....といった感じ

 

 

カズオ・イシグロ氏が本作に込めた思いとは

  • この物語を書き上げるのに、15年にわたり3回挑戦。そして、最初の2回は断念。長期にわたって、試行錯誤しながら書き上げた名作です。
  • 伝えたいメッセージは、人生は短いということ。すべての人は死を迎える。
  • その短い人生の中で、避けられない死に直面したときに、何が重要なのか?そういうテーマを書きたかった。

 

 

ドラマ化に向けてカズオ・イシグロ氏からのメッセージ

以前、「わたしを離さないで」の映画を作った際に、演じる役者さん達が登場人物を演じるうえで新しい側面を発見してくれた。

今回綾瀬さんが、恭子を演じるうえで、また登場人物の新しい側面を発見してくれるでしょう。

そうやって、物語が(小説の枠を超えて)進化していくことが、非常に楽しみです。

 

 

ドラマ『わたしを離さないで』を前に役者たちが込めた思いとは?

綾瀬はるかさん

普遍的なテーマを描いているけれど、設定がものすごく特殊で....。人生の中で何がかけがえのないものなのか?を考えさせられる。イシグロさんから、自分の思う通りにやってください、と言われたので、素直に演じたいなと思いました。

 

三浦春馬さん

綾瀬さんの醸し出す柔らかい雰囲気、水川さんの存在感が、この先どのように作用していくのか愉しみです。この作品から、勇気をもらいました。生きることは常に欲求なんじゃないか?ということを、改めて考えさせられた原作です。

 

水川あさみさん

「特別な使命」が大きなテーマ。生きる意味を自分自身、すごく考えさせられ、引きこまれました。

「怒る」「悲しい」「楽しい」などの感情が、1枚ではなく、何層にもなっていて、奥行きを出すのがすごく難しいです。

 

 

ドラマ ココに注目!

選び拔かれたロケーション・設定・役者

○学校のシーンは、千葉県・有形文化財の歴史ある建築物で撮影。
○女子寮のセットは、その場所に入っただけで空気間を読み取ることができる、 過去とも未来ともつかない独特の空気感を表現

○衣装は、毛穴や毛玉などのディティールにこだわり、モノトーン中心の衣装で異様さを表現。

○子役は、1000人から選ばれた厳選された子役達に対して、 要求の高い演技指導をほどこす。

 

 

もう二つの「わたしを離さないで」

映画「わたしを離さないで」2010年9月 アメリカ映画

監督:マーク・ロマネク

脚本:アレックス・ガーランド

主演:キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ

yahoo!映画レビュー 3.7 ☆☆☆☆

 

ちょっと寄り道、オススメ度二重丸「日の名残り」レビュー

かりん猫
戦中、英国の侯爵に仕えた執事が主人公。執事の秘めたる静かな恋、仕事の領分、政情不安定の時代で価値観が突然変わってしまったとき、人はどう感じるのか?

深く考えさせられるお話です。

 

また、アキバ執事カフェにいる「なんちゃって!執事」ではなく、この映画や原作では、本物の執事に出会えますよ。

 

ストーリーの流れとは余り関係がないエピソードですが、映画でお気に入りのシーンがあります。

主人公執事の父親もベテラン執事で、その父親執事がヨボヨボのオジイちゃんになっても、仕事に誇りを持って働いてます。

けれども、息子は見てしまったのです!

ご主人様に配膳中のオジイちゃん執事が、無意識に大きな鼻ちょうちんを、鼻から出したり引っ込ませながら、危うく、ご主人様の食べ物にオジイちゃん執事の鼻水が入りそうになるのを!!!

老いて仕事に支障が出始めたときが、引き際なのではないかと。そして、引き際は他者から「もう、仕事無理なんじゃない?」と諭されるより、自ら気づいて引退したいと…そんな風に感じたワンシーンでした。

 

 

芝居「わたしを離さないで」2014年4・29~5.15 

彩の国さいたま芸術劇場開館20周年記念・舞台

演出家:故 蜷川幸雄氏

主演:多部未華子、三浦涼介、木村文乃(敬称略)

コチラの舞台へは足を運びました。主演3名の熱演、さらに原作に忠実な背景、そして舞台ならではの演出・・・・物語の回想シーンには、脇を固めるダンサー集団のコンテンポラリー・ダンスが見事な見せ場となりました。それにしても、多部未華子の演技達者には驚きました!ものすごい俳優です。そんな彼女と同じ役を、綾瀬はるかが、どこまで演じ切れるかが、このドラマのKEYとなるはずです。三浦春馬や水川あさみは、きっと物凄くいい芝居をしてくれるはず。

 

ちなみに、この劇評については、過去記事「蜷川氏演出 わたしを離さないで in さいたま芸術劇場」をどうぞ。

 

もっと知りたいカズオ・イシグロ氏

ここまで読んでくれた人は、きっと、カズオ・イシグロ氏のことをもっと、もっと知りたいはず。

そんなあなたの期待に応えましょう!

 

◇2015年6月にカズオ・イシグロ氏は、新作「失われた巨人」発売に合わせて、来日。その際、杏さんをパネラーに招き、講演会が開催されました。

講演会ではカズオ・イシグロ氏は英語で話し、会場では英語か同時通訳の日本語視聴で聴講。

講演会では、氏の作品についての取り組み方、メッセージ、創作の際に気を付けていること等など、たっぷり2時間お話してくれました。かなり、饒舌なお方です!そして、可愛らしいことに奥様に作品を読んでもらって、奥様が「これ、つまらない!」と一言でもいえば、また書き直すそうです。なんとも微笑ましいエピソードでしょうか。また、作品のプロモーションで世界中を周るときは、なるべく夫婦一緒だそう。氏の愛妻家ぶりが、伺えるエピソードですよね。

 

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