Chantal Dumo ~ささやかな癒しと自由を求めて~

シャンタル・デュモ

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リオ五輪で3大会ぶりの金メダル🎊 体操男子・団体戦~美しいニッポンの体操の姿、健在❢~

更新日:

Boa tarde. ア ルヂ (こんにちは=ポルトガル語)

4年に1度のオリンピックが始まると、『にわか体操男子ファン♡』になるエセ体操オタク"かりん”です。

始まりは....1996年アトランタ五輪の体操男子・塚原選手の演技から。その時、ドッカーンと体操男子の華麗なる技に目とココロを奪われたのであります♡

 

そうです。今日の記事は、"体操男子☆大好き人間、みんな集まれ~"の巻。

 

美しき勇者たちの華麗なる空中技に加えて、ジャニーズ顔負けの整った顔立ち、その可愛らしいお顔に似合わぬたくましい筋肉達。男性は女性のギャップに弱いと聞きますが、女性だって同じです。

とまあ、書き出しはフザケた文章ですが、2016年リオ五輪で3大会ぶりの体操男子・団体金メダルを祝して、私なりに体操男子の今までを振返ってみようと思います。

 

内村が目指したアテネ五輪・美しいニッポンの体操への道。アテネ五輪からロンドン五輪まで。

男子体操のエース、内村さんが魅了されたのは、学生時代に観たアテネ五輪の体操。エース富田さんの『(体操の)美しさへの飽くなき姿勢』に惚れ込んだのは、有名な話。

富田さんの『美しいニッポンの体操』の精神を引き継いで、体現してきたのがエース内村さん。ただし、団体戦では内村さん1人が美しい演技に拘っても、世界は広くチカラが及ばない。

内村さんは、自身が初出場した北京五輪で富田さんと共に団体で戦うなかで、『美しい体操で金メダルを手にする❢』ために、果てしない時間を"ぶれない自分自身との闘い"に身を委ねてきたのでしょうか。

 

2004年アテネ五輪、どん底から這い上がった体操男子・団体。新世代が手にした栄光の金メダル🎊

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前回のシドニー五輪では、2大会連続のメダルなし。どん底に落ちた体操ニッポンの立て直しに、日本体操協会は勝負をかけた。

3千万円以上の資金を注ぎ込み、メダルが狙える体操男子団体総合の重点強化に着手した。

"どん底体操・ニッポンの救世主" となった伝説の6人のサムライ"は。。。

○つり輪の水鳥寿思さん(9.625点/10点満点)

○鉄棒の米田功さん(9.787点/10点満点)

○鉄棒の富田洋之さん(9.850点/10点満点)

○床の中野大輔さん(9.412点/10点満点)

○平行棒の塚原直也さん(9.575点/10点満点)

○あん馬の鹿島丈博さん(9.750点/10点満点)

アテネ五輪までは、審査方法が10点満点からの減点方式だった。それを考えると、当時のこの6人がそれぞれの種目で、いかに高得点を出していたかが分かりますね☆

審査員たちは、まさしく演技の美しさに度肝を抜かれたわけですよ❢

団体総合で、28年ぶりの金メダルです。まさしく、日本中に再び体操人気が芽生えた時期でもあります。

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2008年北京五輪、中国との力の差を痛感した銀メダル。相手が強すぎた❣

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北京五輪・体操男子メンバーは、歳の差6人チームで闘った。

メンバー6人はいつも2組に分かれていた。

28歳のベテランで、アテネで勝利を共にした富田洋之さんと鹿島丈博さん。二人は多くを語らず、若手に手取り足取りの指導もしない。ただ、黙々と練習を続けた。

25歳の中瀬卓也さんが、上の二人の代わりに説教役を買って出た。

学生の2人、19歳の内村航平さんと21歳の坂本功貴さんは、天才肌ゆえにのんびりペースで練習。

社会人1年目で22歳の沖口誠さんと一緒に、中瀬さん、学生の2人が加わり、合宿中は部屋に集まり雑談していたそう。

北京五輪チームでは、富田選手の主将を鹿島選手がサポートして、『2人で主将』の体制でチームを牽引した。

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当時のコメントを抜粋しますね。

富田さん『負けた銀メダルではない。みんなで勝ち取った銀メダルです。』

鹿島さん『中国は強かったですね。やっぱり悔しい。でもやってきたことは出せたと思う。』

内村さん『夢のオリンピックでメダルが獲れた。信じられない銀です。僕らの体操ができたなっていう感じです。』

日本が首位を取れなかったもう一つの理由は、今大会から審査の大改革があったから。従来の10点満点制の廃止。点数に上限がなくなり、加点方式に変更。結果、それぞれの種目に難しい技をふんだんに織り込まなければ、勝ちにくいルールとなったのです。

 

そう、北京五輪以降は

○美しいニッポンの体操

プラスして

○高度な技を次々と発揮できる選手

を育成しないと、金メダルへの道が遠ざかるばかり。。。

内村選手のいばらの道は、この先まだまだ続くのでした('Д')(つづく)

 

2012年ロンドン五輪、ニッポン薄氷の銀メダル。内村のあん馬の着地が採点物議をかもす。

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記憶に新しい2012年のロンドン五輪。思い返せば、体操男子・団体は魔物が潜んでましたね...。

予選5位となったニッポン。決勝ではアクシデントが起きた

2番目の跳馬で、跳馬の得点源となる期待の山室光史さんが、失敗して足の甲を骨折。おんぶされて会場を後にした。

田中祐さんが、次の平行棒で高得点をマーク。チームの流れを変えた。

しかし、最後内村選手のあん馬で、予想もしないアクシデント勃発❢あん馬からマットに着地する際、倒立を支える腕に力が入らず肘を曲げ、バランスを崩した状態で着地。当初、審判団は『下り坂』という技を加点0にして、13.466点のスコアに。

ここで、ニッポンは4位のメダル圏外となった。

しかし、日本チームが即座に書面で抗議をして、審判団がビデオを見直した結果0.7点の加点となった。

結果、金メダル中国、銀メダル日本、銅メダル英国、銅メダルを逃したウクライナは4位となった。

当時の内村氏は英国チームへコメントを残した。

『英国だけでなく、ウクライナの人にも申し訳なかった。』困ったような笑顔を浮かべた。

あまり後味のよろしくない銀メダルとなりました。しかし、このロンドン五輪の悔しさがあったからこそ、ロンドン五輪選手【内村、加藤、山室、田中】の熱き想いが、4年後のリオ五輪で花開いたのではないでしょうか🌸

なんてったって、圧勝でしたからね♪

 

2016年リオ五輪、体操男子の強さについて語ろう♪

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今期の体操男子は、ほれぼれするほど強くて美しかった♡

○監督:アテネ五輪のメダリスト、つり輪のスペシャリスト水鳥選手が、監督です。あのころは初々しかった青年が、立派な36歳の若手監督として活躍。
○コーチ:森泉氏、加藤氏、島田氏。加藤コーチは、加藤選手のお父様です。

内村航平さん:

エースであり主将であり、パパの27歳。予選6種目、決勝6種目、個人総合6種目の計18種目をこのオリンピックで闘う、オールラウンダー。これだけハイレベルで闘えるオールラウンダーは、世界中でも稀な存在。ロンドン五輪、個人総合金メダリスト。富田選手の美しきニッポンの体操を引き継ぐ選手。

加藤凌平さん:

今大会、団体戦で5種目を闘うオールラウンダーの22歳。三浦春馬のような麗しき容姿に加えて、どんな時でも冷静沈着。世界の大舞台でも、プレッシャーに呑まれず、失敗をしないピカイチの安定感‼表情も変わらず淡々と本番に強い、氷の王子。床が得意種目。

山室光史さん:

ロンドン五輪で得意の跳馬で、骨折退場。悔しさをバネに、今大会では、あん馬&つり輪のスペシャリストで出場の27歳。内村選手の大学の同級生で、共に長年切磋琢磨してきた仲間。チームのムードメーカーであり、内村選手は山室選手が同じチームでリオ入りしたことで、『山室選手がそばにいると安心して、演技ができる。』と言ったそうです。二人のキズナが勝利への架け橋となりましたね。

田中祐典さん:

前回のロンドン五輪で、体操の田中3兄弟と話題になりました。お兄ちゃんお姉ちゃんも引退。弟の田中選手(26歳)が日の丸を引っ張っていきました。田中選手の持ち味は、美しい体操です。ポーズの1つ1つが丁寧で正確。どの角度でみても美しいの一言ですね。予選で失敗した得意の平行棒も、決勝では見事な演技で、金メダルに大いに貢献。

白井健三さん

大学生で五輪初出場の19歳。今大会では、跳馬と床のスペシャリストとして出場。白井選手は、ひねりのスタートが他者より早い。ひねり王子の異名をとる白井選手は、スピード感や迫力・ダイナミックさが特徴です。自身の名前がついたひねり技(Dスコア:跳馬で『シライ/キムヒフン』)、(F難度:床で『シライ2』)がある。この若さで、白井選手の床は、世界最高峰レベルなんです❢

 

2016年リオ五輪、体操男子・団体決勝ダイジェスト㊗

内村選手の鉄棒落下、田中選手の平行棒失敗。。。と、団体予選は波乱含みでしたね。結果、有力視されていた種目別決勝戦『内村の鉄棒』&『田中の平行棒』が、無くなりました😢

一部では、『内村選手は、ポケGO課金事件のせいで集中できないのではないか?』と危惧されたりしましたが、決勝戦を観る限りでは内村選手の集中力はとても良い状態でしたね~。

けれども、予選順位は決勝戦には引き継がれないので、気持ちを切り替えて新たなスタートをきれました。

ここでは、種目別にさらりと振り返りますね。種目別&個人別のコラージュ写真を作ってみましたよ♡これ、ビデオを止めたり、巻き戻したりでちょっと面倒だった"(-""-)"

しかも、スピードと勢いのある白井選手は、スピードありすぎで写真もぶれぶれ。その点田中選手は、ピタっと美しく止まるので、美しい写真を納めることができました。

1番目 あん馬

内村選手からスタート。15.100点。すべりだし好調で安定感&姿勢の美しさがみられました。

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山室選手が二番手。13.900点。前半好調だったが、旋回力が落ちたため途中で落下して1点減点。途中からやり直しをして、何とか修正した。

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ラストは加藤選手14.933点。直前の山室選手の落下にも、全く動じずに丁寧な演技をした。さすが、自ら『自分の持ち味は、メンタルの強さ』と言うだけのことはありますね。

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内村選手が、スタートのあん馬で15点台を取れたのが良かったみたいですね。

 

2番目 つり輪

田中選手が1番手で14.933点。細かいところまで神経の行き届いた美しい体操を示した。パパも興奮気味で応援していましたね。折りたたみ姿勢の美しいこと!

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2番目は内村選手で、14.800点。着地が綺麗にまとまりました。倒立の姿勢が美しいですね。見ればみるほどの美形です。

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そして、今大会ラストの種目となる山室選手が、14.866点。つり輪は得意種目ですが、途中足が下りたところもありましたが、何とか踏ん張り減点も最小限におさまった。着地もピタリです。男っぽいですね☆

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3人とも予選よりも得点を上げてきたのは、着地を綺麗にまとめたからでしょうか。

2種目終了時点の順位は。。。

1位 ロシア

2位 ドイツ

3位 英国

4位 ブラジル

5位 日本

6位 中国

7位 USA

8位 ウクライナ

 

3番目 跳馬

日本勢にとって苦手な2種目をなんとか堪えて、いよいよココから点を伸ばすぞ❢追い上げモード開始。

1番手は加藤選手15.000点。跳馬の失敗で痛めた足のケガからの恐怖心をしかと乗り越えて、空中姿勢をしっかり表現。着地も一歩踏み出したのみ。予選よりも点を上げた。技はロペス。可愛い♡

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2番手は内村選手15.566点。EスコアとDスコアをミックスした技。良く集中していて、どんな時でも足を開かず美しい足先に注目。余裕を持った着地でした。

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ラストはルーキー、白井選手でハイスコア15.633点ヒネリ王子ここにあり❢の技『シライ/キムヒフン』も華麗に決まる。スピードとひねり、ピッタリ止まった着地の素晴らしい演技が、チームに勢いを与えたのは間違いない❣

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この1本の差は大きかった。この跳馬で、ロシアとの差を縮めました♪

 

4番目 平行棒

1番手は田中選手。予選で失敗した雪辱を果たした15.900点のハイスコア。田中選手の従来の良さ【姿勢の美しさ、技の完成度】が現れた演技で、隅々まで神経の行き届いたポーズが素晴らしかった。

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2番手は、加藤選手15.500点。父親の加藤コーチと共に、親子でオリンピックへの思いを胸に、夢を叶えました☆彡

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ラストは内村選手15.366点。屈伸のポーズの見事さ、つま先まで美しさにこだわる富田選手から受け継がれた、『美しい体操』を体現した。

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試合前に、水鳥監督はこういった。

『平行棒が鍵となるだろう。ミスが出やすい種目なので、集中力を持って演技すること。』また日本の体操は、平行棒を重視して練習をしてきたそうです。

平行棒を終えて、ニッポン2位まで追い上げてキタ--------!

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5番目 鉄棒

1番手はプレッシャーに強い加藤選手15.066点。カッシーナ、トカチェフ、コールマンの技が続く。非常に落ち着いた演技で、着地をピッタリ止めた。まさに、素晴らしいメンタル。

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2番手は内村選手15.166点振り戻しで0.5の減点&組み合わせ抜かしで1点減点があったが、着地を綺麗にまとめた。オールラウンダー5種目目で、少し疲れが出てきたのかもしれない。

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ラストは、田中選手15.166点ひねり技も得意な田中選手は、着地もピタリと止めて、素晴らしい形で演技を終えた。見とれてしまうほどの美しい演技でしたね~もっと、点数上げても良いのでは?!と首をかしげたほど。

解説者は、田中選手の平行棒&鉄棒での演技の存在感は、素晴らしかった☆と言っておりましたねえ。

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5種目終えて、日本はトップに躍り出た!そして、ラストスパートの床へ

床は白井、加藤、内村全員の得意種目。床の演技でさらに、2位以下との点差を開いちゃえ!

1番手は世界最高峰の床の演技構成を誇る白井選手16.133点のハイスコアで圧倒します。ヒネリ王子、F難度『シライ2』でスピード感&華麗なる演技を披露。もちろん着地もピタリと止めた。白井選手の床は、ずっと観ていたいほど見ごたえある、美しい演技でしたね。スピードがありすぎて、写真に納められないほど(;´・ω・)

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2番手は強靭メンタルの加藤選手。疲れや緊張がまったく表情に現れず、15.466点。床に吸い付くような着地で、全ての着地を綺麗に止めた。変わらない正確さが、ラストの内村選手の演技につながり、金メダルへ王手をかけた☆

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いよいよ、ラストを締めくくるのは王者、内村選手。後輩たちが立派な演技をしてくれたので、床演技を愉しみながら行ってほしい!と、解説者は言った。そして、15.600点

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12年の時を経て、やっと掴んだ『ニッポンの美しい男子体操・団体金メダル』🎊

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結果は上の写真のとおりです。二位のロシアから、3点もの点差を開いた圧勝でした❢

今期のロシアは、ホントに強かったですね。

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内村選手の優勝した瞬間の最高の笑顔がとても印象的でした。君が代を歌うときは、みんなで『声が枯れるまで大きな声で歌おう』と言ったそうです。

内村選手をはじめ、リオ五輪体操男子の精鋭たちは、これ以上ないくらい立派に活躍しました。

それぞれが違うタイプで、補い合い、1人1人がとっても強くて美しかった❢

一期一会という日本のことばがありますが、この素晴らしきメンバーで、このリオ五輪で我々を魅せた演技は、もう2度と観ることができない。貴重な歴史の1ページを飾ることができました。

 

団体戦の闘いを終えて。。。

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NHKスタジオに集まった男子体操・団体メンバーが、一言ずつお話してくれました。正確な言葉ではないけれど、このような内容のことばだったと思う。

加藤選手

ゆるぎない精神を持つことで、メンバーの支柱になろうと思いました。精神をコントロールするために、常に自分自身に集中するよう心がけていました。

 

山室選手

あん馬で失敗した時、メンバーのみんなに『ごめん。』と誤ったら皆が『大丈夫だよ。』と言ってくれたので、次の種目のつり輪に向けて切り替えることができました。

 

白井選手

五輪自体あまり良く分かっていなかった分、伸び伸びと思いっきり演技をしようと思った。ただし、床の演技は、終わったあとホッとした。自分は床で良い演技をしてこそのオリンピック出場だと思ったので。

 

田中選手

平行棒の演技は自分でも納得する良い演技ができ、チーム全体の流れを良い方向へ持っていけたと思う。

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内村選手

予選では失敗が続いたけれど、失敗の原因が分かっていたので皆が上手く修正して、決勝ではみんなが良い意味で開き直って伸び伸びと演技ができたと思う。練習の時から、チームで本番を想定してやってきて、『団体戦で金メダルを獲る❣』という思いで皆ずっと練習をしてきました。団体の金メダルは、本当に重いです。

ワタシもつい熱が入って、6760文字も書いちまったよ(@_@)

Obrigada!

オブリガーダ=ありがとう(女性)









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