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コドモ発射プロジェクト『なむはむだはむ』@東京芸術劇場・池袋で、芝居?歌?ダンス?お笑い?を観てきたよ(*'▽')

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こんにちは、ココロは永遠の小学生...そしてカラダは経年劣化中の"かりん"です。

好奇心の赴くまま、以前から惹かれていた森山未來さん達の新たな試み コドモ発射プロジェクト『なむはむだはむ』を観てきました!

 

今日はネタバレも少し含みながら、この舞台の魅力をイチ観衆目線で語りたいと思います☆

 

 

『なむはむだはむ』のはじまりは?

 

子供の書いた台本をよってたかって大人が演劇にすることはできないだろうか?

東京芸術劇場芸術監督 野田秀樹が思いつきました。

 

東京芸術劇場 コドモ発射プロジェクト プログラムより

 

それを聞いた岩井秀人は、たしかに面白そうだと思った。(野田さんが実現する気配が無さそうだったので)岩井は野田に尋ねた。

(あの企画)もし進んでいないならぼくがやってもいいですか?

野田の答えは力強かった。ぜひやってよ!

 

『なむはむだはむ』の覚え書き 九龍ジョー(ライター・編集者)より

 

そして、森山未來が岩井秀人主宰の劇団『ハイバイ』の舞台を観て、『ハイバイ、面白い!』と衝撃を受けた。そこから、岩井秀人と森山未來の交流が始まる。

森山がイスラエルダンス留学後、岩井が森山を『コドモ発射プロジェクト』の企画に誘い、森山が参加することに。

 

2016年1月、岩井と森山が(演劇)ワークショップを繰り返すうちに、スムーズに意思疎通ができるからこそ、向かおうとするゴールを自分たちの想定を超えた方向へ転がしかねない別の共演者が必要なことに気づく。

第3のプレーヤーには、森山から前野健太の名前が上がる。シンガーソングライターでありながら、ポルノ映画にも出演するなど奇妙な存在感を放つ前野は、この企画に『ポップさ』をもたらしてくれるのではないか。

(ワークショップに初参加した後)普段から歌詞を扱う前野にとって、子供のフレーズはどれも衝撃だった。

 

『なむはむだはむ』の覚え書き 九龍ジョー(ライター・編集者)より

 

そして、夢のコラボレーション企画『コドモ発射プロジェクト』が池袋・東京芸術劇場に生まれました✨

 

まず、東京芸術劇場・芸術監督の野田秀樹氏の着想からはじまり、

 

ハイバイ主宰で劇作家・演出家・俳優である岩井秀人氏の得意な『ことば』

     ×

映像・演劇・ダンスのジャンルを超えた活動で稀有な存在感を放つ森山未來氏の得意な『からだ』

     ×

シンガーソングライターでエッセイ集『百年後』を出版したばかりの前野健太氏の得意な『うた』

 

 

3人の得意な『ことば』×『からだ』×『うた』を実験的に組み合わせ、子供が作った奇想天外のストーリーと向き合った時、どんな新しさが生まれるのか❓❓❓

 

この舞台は、芝居でもあり、ロックでもあり、お笑いでもあり、コンテンポラリーダンスでもあり、朗読劇でもあります。

繰り返します。

この舞台は、芝居や歌、舞踊という1つの枠に捕らわれて観てはいけません。そして『こんなの筋が通ってないやん!』などと堅苦しい屁理屈など、どっか宇宙の果てまですっ飛ばしちまって、純粋にこの世界観へどっぷりハマりませんか?

 

 

池袋・東京芸術劇場へ行く前に、ちょっとぶらっとしてみた

舞台のハナシの前に、池袋の東京芸術劇場前の広場では、面白いイベントがあったので、ちょこっと紹介。

「IVVGP」=「idol v v grand prix」アイドルが集結するイベント

参加アイドル
■第一弾出演者発表
まねきケチャ
天晴れ!原宿
さきどり発信局
サジタリアス流星群(虹のコンキスタドール青組)
絶対直球女子!プレイボールズ
むすびズム

■第二弾出演者発表
愛乙女☆DOLL(安藤、ハルナ、佐倉、朝比奈)
Chu☆Oh!Dolly
アイドルカレッジTeamD
強がりセンセーション
81moment
KAMOがネギをしょってくるッ!!!
mi-na

(順不同)

ちょうど『サジタリアス流星群』?らしきアイドルが熱唱中。10代20代の男性達が、とにかく熱かった🔥ジャンプしたり、大声で熱唱したり、男子グループで輪になって歌に合わせて掛け声をあげたり、ニッポンの男子達がとにかくアツかったのである。

秋葉原から池袋に、アイドルの聖地が移動したのを空気でヒシヒシと感じてきました。

 

熱狂する西口広場の脇で、もう一つの小さな人だかりもみつけました。

白い人発見!全身ホワイトの給料100円・サラリーマンが、大道芸をしてました。

彼の前にある缶に100円玉をチャリンと入れると、ガッツポーズをしてくれます。短時間で軽く1000円は集めてましたね。基本動かないか、超スローモーションで動きます。

ちょっとのぼりに記載されている『ヘブンアーティスト』をググってみると、

◆「ヘブンアーティスト事業」は...

東京都が実施する審査会に合格したアーティストに公共施設や民間施設などを活動場所として開放し、都民が気軽に芸術文化に触れる機会を提供していくことを目的としています。

◆活動場所:54施設72カ所を活動場所として開放しています。

◆アーティスト:パフォーマンス部門347組、音楽部門86組が登録しています。

その他、被災地支援事業も行ってます。

東京って、このような思いがけない風景に日常で出会えるのが好きなんだよね~。歩いているだけで、なんだかワクワクしてくるんですよ♬

 

まだちょっと時間があったので、芸術劇場の中のビールカフェで時間を持て余してみました。

 

BELG AUBE というベルギーのビアカフェです🍺

芸術劇場の建物1F奥にあるちょっと素敵な大人のCafe

ベルギービールの他にも、ワインや自家製サングリア、コーヒーや紅茶もあります。デザートにはボリュームタップリのベルギーワッフルやパンケーキ、アイスクリーム。ガッツリ食べたい人にはカレーライス、パスタ、肉類もあります。お食事はちょっと高めです💦でも、雰囲気はなかなか良くて、日曜でも待たずに座れました。

1人だったので、カウンターでせっかくなので、アルコールを飲みました。サングリア680円です。

30分くらいかけて、ゆっくりサングリアを飲んで、ほろ酔い気分でいよいよ舞台へ向かいます。

 

いよいよコドモ発射プロジェクト『なむはむだはむ』へ

シアターWESTはどんな感じ?

地下エスカレータでB1フロアーへ。正面に看板がありますね。シアターWESTでの上演でした。EASTでも他の演目を上演中でした。ロビーは『あなぐら』のような落ち着いたトーンがとっても大人っぽくて素敵です。

劇場内はとてもこじんまりとして細長い帯のような舞台を中央に、舞台を前後に挟んでの客席でした。

E列のワタシは舞台から4列目。ワタシよりもアルファベットの若いC列が後方に位置されていて、自由席3列が長いベンチのような席で、舞台から1列目~3列目を陣取っていたのが印象的だった。客席は後方に行くにつれて、高い位置から見下ろすので、後方の方が全体を見渡すことができるので、見やすいのかもしれませんね。

近いと役者さんは間近で嬉しいけど、舞台全体を眺めるのが厳しいので、4列目以降の席の方が良い席なのでしょう...きっと。どの席ににいても、アーティストと一体感を感じられるので、

えっこんなに近くにいても良いのかしらん(⋈◍>◡<◍)。✧♡

と、萌え度200%の劇場です。

 

始まりはまるで、リハーサルの延長のような雰囲気で。。。

岩井氏がまず舞台へ登場、そのすぐ後に森山氏と前野氏が余りにもフツーの雰囲気で、雑談しながら壇上へ。岩井氏がじいっと両氏を見つめても、『そんなこと知らんわ。』とでもいう素振りで、気にせず舞台上でリハの雰囲気を醸し出す。

芝居慣れしていないワタシは、

ムムム?これはどういうことか?演出 それとも 即興か?

と戸惑ってしまったね。

STORY『こまごまかってきてのいみ』

そこでおもむろに、何とも可愛らしい幼児さんのたどたどしい声で朗読が始まる。

けれども、この子の話す内容が、まるで暗号のように意味不明。理解不能❓❓❓岩井氏、森山氏、前野氏も『あーだこーだ』言いながら、一生懸命に子供が話す物語の意味を解明しようとする。

そして繰り返される、コドモのたどたどしい語り...。

森山未來氏がコドモの語りに合わせて、柔軟なカラダで物語を表現しようと試みる。そして、幾度となく繰り返されるコドモの語り。

あっ!これは一種のインスタレーション作品なのでは?

呪文のように唱え続けるたどたどしいコドモの意味不明なモノガタリ。カラダと言葉で表現しようとする3人のアーティスト。それをどう解釈するかを観客に委ねるカタチ。正解は示さず、受け手も一緒に考えてみる。美術館でみる現代アートのインスタレーション作品に、似ているような気がしてきたぞ。

 

ここから、コドモたちが作った奇想天外な小さな小さなモノガタリを大人のアーティスト3人が、表現していく。

ある時は、岩井氏と森山氏の迫力あるエレキギター演奏に合わせて、前野氏が自作のメロディで熱唱する。照明がネオンのようにディスコティックで、音色はロック♬前野氏の声は甘くてうっとり聴かせます。

コドモのモノガタリがロックに変身♬でも、歌詞は『なんでこうなるの?』ズコッて感じ💦)

 

STORY『ろうじんとハムスター』と森山氏の身体表現について

ハムスター姿の森山未來氏が最高にキュートだった。もし、普通の大人に

『ちょっとハムスターの動きをやってみて❢』

と言われてソックリにできる人は稀だと思う。張り切ってぎっくり腰にあるか、腕の筋を違えてヒーヒー顔をこわばらせるのが関の山じゃないかしら。

観客は当たり前のように森山氏のハムスターの動き、カラダ表現をみてモノガタリの入り込んで行っているけど...普通の人間は、あんな風に動けませんからねっ!

1つ1つのしなやかな動き、まるで関節のない猫なんぢゃないか❓森山君は。

そう、彼の動きには一切の無駄がない。ささやき声さえも聞き取れるほどの距離感で、舞台を動き回り、スッと舞台から地下へ消えたり現れたり、まるで忍者の如く身軽な森山氏。

ドタっとかバタンとかの足音が一切しないのである。

オトナバレエを習っていたから意識するんだけど、ジャンプやちょっとした動きで音を立ててしまうのは、筋力がないからなんです。特に腹筋が!静と動では一見、動の方がチカラが入っているようだけど、実のところ静の動きをするにもかなり体力を要するものなんですよね。

そして、森山氏の身体の脱力加減が素晴らしかったですね。何物にも変われる準備ができているあのカラダは。

 

特に世界観が好きな作品は『ガイコツ』と『長い毛』

ガイコツは野球をみににいきました。ホームランがガイコツにみごと命中。ガイコツの体は海に頭は八百屋に。八百屋にいったガイコツはまず体を探しました。

心ぞうとまちがえてリンゴを頭の下におきました( ^^)

お店にポッキーとのりがあったので、くっつけてろっこつにしました。

 

ガイコツより抜粋

この話、最高に好きです♡そして朗読した岩井氏のコメディセンスも素晴らしかった。岩井氏が語りをしたからこそ、面白さが200%、300%に膨れ上がったに違いない。

岩井氏はガイコツ、長い毛の作品に歌詞を作りました。それがまた面白くて面白くて(*''▽'')

STORY 長い毛

森山氏の顔を長いロープで巻き付けて顔中ロープで覆われたところからお話が始まります。

このSTORYはなんと、人間や生き物が主人公ではなくて、長~い1本の髪の毛が主人公です。長い毛が語りベとなり、スープの中、汚い男の口の中、トイレの中、さまざまな世界を彷徨う様子を、森山氏が『長い毛』そのものになって、動きます。絵として素晴らしい世界観が表現されてます。とても幻想的で、思わず長い毛の冒険をハラハラドキドキしながら見守っている自分がいましたね~。


 

プログラムには練習風景のこんな写真がありました。

そして、子供たちのモノガタリ・手書き原稿まで。字が読みづらい(;´Д`)

そして、意味不明な落書きのような子供たちの挿絵❓❓❓

 

コドモ発射プロジェクト『なむはむだはむ』を理解するには、星の王子様の世界観を重ねてみては?

75分間の小さくて奇想天外なストーリーに、とっても真面目に取り組む3人のアーティスト。

コドモの作ったストーリーを子供が演じて、子供が演出をしたら、おそらく学芸会レベルから脱しなかったのではないか❓❓❓

しかし、一流の劇団主宰者・岩井秀人氏が、コドモの発想をさらに突っ込んだ形で、もっともっと面白く舞台映えするように発展させていった。

ただし、幾ら話が面白くてもそれを、常識の枠を超えて表現できる表現者がいないと、舞台は成り立たない。

そして・・・

バレエ、ジャズ、コンテンポラリーなど舞踊のジャンルを超えて、無限にカラダで表現できる森山未來氏と、コトバの感覚が鋭い注目のシンガーソングライター前野健太氏がコドモの物語の奥底にある『オモシロサ』を発見し、歌で表現した。

そこで生まれた実験的な舞台がココにありました。

 

ぼくの絵の第一号です。(写真右上)

ぼくは、鼻たかだかと、その絵をおとなたちに見せて、「これこわくない?」とききました。

すると、おとなの人たちは、「ぼうしが、なんでこわいものか」といいました。

ぼくのかいたのは、ぼうしではありません。ゾウをこなしているウワバミの絵でした。

こんどは、これならわかってくれるだろう、と思って、ウワバミのなかみを書いてみました。(写真左下)ぼくの第二号の絵です。

 

すると、おとなのひとたちは、外がわを書こうと内がわを書こうと、ウワバミの絵なんかやめにして、地理と歴史と算数と文法に精をだしなさい、といいました。

 

サン=テグジュペリ 星の王子様より

オトナになると創造力が欠けて、現実的になってしまうんですよね。舞台『なむはむだはむ』を観て、

あ!星の王子様の世界に似ているかも☆

と大好きなサン=テグジュペリの作品をもう一度読み直してみたくなった、そんな素敵な舞台でした。

舞台終了後のロビーにて。今回の演目が手書きで。

人気アーティストの関連グッズも販売してましたね。今後、ますます注目していきたい3名のアーティストでした💛

 

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