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この1冊があなたを変える⁈~あがり症で発表がニガテな人に効果アリ~<パワーポーズ>が最高の自分を創る

更新日:

22:30:08こんにちは、このブログの管理人"かりん"です。今日は、ダンナさん”徹”が、イチオシ本を紹介するブックレビュー📖

 

この記事は、こんな人にオススメです。

☑ストレスを乗り越えて、プレゼンを成功させたい人

☑ちょっとした発表でも、テンパってしまうあがり症の人

面接・試験・交渉・スポーツ・闘病など、このうちのどれかでストレスを抱えている人

短時間で上のお悩みを改善したい人

 

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〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る
エイミー・カディ著 石垣賀子訳 早川書房刊 1700円

 

 ☆人生の重大な局面で、持っている自分の力をフルに発揮するための心構え

 

皆さんにとって人生の重要局面とは何で(だった)しょうか?

 

自分というものの評価が対外的に定まってしまう様々な場面だと考える方もいらっしゃるでしょう。それは試験や就職時の面接であったり、会議での様々なプレゼンテーションはてはお見合いの場での自己アピール自己表現であったりします。

その場でのプレゼンテーションがうまくいかない相手に好印象を与えられないと、良い結果に結びつかず、不合格・不採用・低評価・縁なし、つまり、失敗となってしまいます。それまで各人は各種プレゼンに備え、それなりに努力してきたわけですから、失敗の結果、こんな筈ではなかった、本当の自分はこんなものではないのに、といった悔しい気持が渦巻くことでしょう。

もちろん努力の結果として自分の実力はこんなものと諦めることも可能です。しかしその発想の転換は、逆に自己を狭め、自己の可能性をみすみす奪ってしまいかねません。再チャレンジのパワーを失くしてしまうのです

 

せっかく努力を積み重ねてきたのですから、実際の場で良いプレゼンができて、良い結果を導き、この上ない幸福をゲットしたいものです。

 

この良いプレゼンテーションを可能にするための心構えを説いた本が、本書『〈パワーポーズ〉が最高の自分を創る』です。
もちろん、失敗の原因を努力内容に求めることもでき、容姿・外見・話し振りに原因がある場合もあります。本書では敢えてそれらの原因には触れず、あくまでも心理的な成功要因を説く内容になっています。

 

では、努力の結果を導き出す〈心理的な心構え〉とは何でしょうか。

 

著者のエイミー・カディによれば、それは〈パワーポーズ〉と呼ばれます。ポーズといっても、具体的な姿勢が特にあるわけでもありません。本書では例示として掲げられていますが、誤解を招くだけだと思われます。
ここでのポーズは基本的に〈心のポーズ〉なのです。

 

その観点から、著者は逆説的に心よりも身体の優位を説いています。確かに心でいくら頑張ろうと思っても、徒にプレッシャーを掻き立てるだけですよね。

 

(本文からの引用)

「……でも、私たちは身体を使ってパワーを手に入れることができます。身体が思考、感情、行動を促し、作り、導いてくれることは多くの研究が証明しています……」

「身体が心をつくる。心が行動をつくる。そして行動があなたの未来をつくるのです。」

「身体から心にはたらきかける*ナッジ(*誘導)なら、心を通じて心に介入する方法にどうしてもつきまとう、大きな心理的な「無理」がありません。」

「ふりをしてやり過ごすのでなく、ふりをし続けて本物になるまでやる」

米哲学者ウィリアム・ジェイムズの説
「歌いたいから歌うのではなくて、歌うという行動があって歌うという心の動きが生じる」

 

皆さんは大勢の人の前に立つと上がりませんか。

きっと上がらない人のほうが少ないはずです。上がってしまったらどうしたらいいでしょう。

 

このままですと、本来の自分の力を発揮できません。NHKのある番組で解消法が紹介されていました。

ガムを噛む。人に手を握ってもらう。手足を緊張させ呼吸とともに緩めることを数回繰り返す……など。これなど、身体側から心に働きかける作用の一例です。
心と身体のつながりに注目し、身体の側から心をサポートしようという試みともとれます。エイミー・カディの主張も、概ねこの流れに乗っています。強い心は強い身体に宿るという格言どおりです。

 

では、「強い身体」とは何でしょうか。

 

それは、運動神経抜群の健康優良児の「身体」でしょうか。
それは、あくまでもイメージだと考えられます。「強い身体」のイメージ。そのイメージを常に持つこと。それによって、身体が実際は何がしかの病気であっても、イメージの身体は常に「強い」のです。その「身体」に支えられた「心」も常に「強い」状態にあるということです。
私は、パワーポーズを心の「強い」イメージと捉えました。簡単に言えば、度胸ということでしょうか。

皆さんはどう捉えますか。ぜひ本を手にとって、各々解釈を育んでみてください。

執筆者:徹

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