Chantal Dumo ~ささやかな癒しと自由を求めて~

シャンタル・デュモ

旅と街歩き

夏が来れば思い出す、あの臭さ

更新日:

匂いから遥か昔の記憶がよみがえることはありませんか?

というのも蒸せるような夏日の午後、都内某駅のお手洗いで順番待ちをしている間、もう何というか耐えられないような悪臭が個室から溢れ出てきたのです!

エアコンも効かない蒸せるような熱気の手洗いにただよう、目が眩むような悪臭。耐えきれず、その場を飛び出しました。そして、その悪臭につながる記憶へと誘いました。

2012年のホーチミン旅行で、ベンタイン市場を通り過ぎたときの、思わず吐きそうになるほどの魚の生臭い匂い。その脇で、悪臭など気にせずジェラートを頬張る女子。まるでゴミ山のように高く積み上げられた、日本で買うと6000円くらいだけど、現地ではわずか1000円の可愛いなサンダルたち。まるで宝の山のような市場だったけど、悪臭に耐え切れず息を止めて走り去ったあの瞬間。熱に浮かされて目まいを覚えながらも、これまたクラクラするような甘いベトナムコーヒーで自分を覚醒させたこと。キョーレツな匂いが過去の臭い思い出とつながり、ありありとカラフルな記憶を呼び起こした。

続きのホーチミン旅行記はこちらから☞ ベトナムホーチミン旅行in2012

そして、私の臭い記憶はさらに、他の臭いへとつながっていく。

10年以上前、児童英語・非常勤講師として転職してはじめての夏。幼稚園の古い別小屋を教室として利用していた場所で。網戸は破れて跡形もなく、古いエアコンは壊れて動かない。代わりに扇風機を回し続けるが、気温32~3度のムッとする室内では温風を浴び続けるしかなかった。新米講師講師が受け持つ、7人のヤンチャで反抗的な小学生男子勢のクラスでの出来事。

夏が来る前は、溢れ出んほどのエネルギッシュな騒々しさを我慢するのみだったけれど、この年はそういう訳にはいかなかった。例年に勝るほどの地獄のような暑さに、子ども達の集中力はもはや限界に達していた!

さらに風を入れるために窓を開けていたら、大量に舞い込んできた蚊にさされる私たち。クラスの状況は、『暑い×うるさい』に加えて、『痒い』が加わった。

さらに、悪ノリした男子が屁を連発。

「暑い×うるさい×痒い×臭い」の四大苦悩に思わず、笑うしかなかった。そして、子ども達みんなも笑った。共通の困難に立ち向かったあの夏から、反抗的な子ども達のことを「可愛いヤツ」と思えるようになった。

出来れば臭い匂いよりも、美味しい匂いを思い出したいものですが...。

スポンサーリンク












-旅と街歩き
-

Copyright© シャンタル・デュモ , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.