こんにちは。
雨にもマケズ、夏の暑さにもマケズ、今日も元気に東京歩き🐾を信条にしている "かりん" です。
上野・不忍池の蓮の花は、今年も美しく咲いておりますが、例年とは一味違う光景。。。そうです❢上野公園内には、沢山の観光客が神社仏閣を見学していると思いきや、自分のスマホ画面とにらめっこして、ひたすらポケモンゴーに熱中している観光客でごった返しておりました。どうやら、上野公園内には魑魅魍魎のポケモン達が、大集合だったようですね('Д')
前回の記事『2016年夏本番☀東京で愉しむ10のこと』で紹介しました、『ポール・スミス展』へさっそく行ってきました☆
Paul Smith 展はどんな感じ?~写真で振り返るダイジェスト記録~
公式サイトやRETRIPなど、沢山の記事がすでに書かれているので、ココでは会場の雰囲気を味わってもらえるよう、順番に写真で振り返ります。
山の日の翌日、平日の昼間だというのに、ポールの人気は凄かった❢特に、10代20代にね。
こんなにポールって若者に知名度あったっけ?!ポールのスーツって、10万円はするよ?...と首を傾げたりしたけど、どうやら人気の秘密は、展覧会の全ての作品は撮影自由...にあるらしい。
そう、撮影天国☆インスタグラムやツイッター、フェイスブックに投稿しがいのある、スタイリッシュな写真をカンタンにスマホで撮れちゃう♪
そのSNSを見た人たちが、さらに展覧会へ足を運び、そしてSNS拡散する...という即効性のある広告戦略。しかも、ここ東京展は、6月の京都展で知名度を十分に得たあとの、凱旋展覧会だったというわけ。
やりますねえ、Paulってば ('ω')ノ
私は10代のころから絵画や写真を集めてきました
まずは、ロンドンコヴェントガーデン・オフィスの壁から抜粋した絵画や写真の展示から。
なかにはアンディ・ウォーホル、デビット・ホックニーなどの有名作品や、友人や家族からもらったものまで。
大きさ、色、ジャンル、印象など関係なく、両面の壁にぎっしりと並べられた絵や写真たち。インスピレーションを与えるものは、ジャンルにこだわりなくコレクションしたようですね。
上のスーツには、色んな人のサインが記されている。
The First Shop~Paulの初めてのショップをそのまま再現~
若かりし頃のPaul、右の写真はかつて友人であり良き指導者であり後に妻となるポーリーン。
世界的デザイナーも、初めの一歩は小さかった。3畳~4畳でスタート。
Paul's Office~ここが、ロンドンのコヴェント・ガーデンで私が働いているところです。~
まるで子供部屋のような、ワクワク感いっぱいのオフィスですね~。いつでも少年のココロを持ち続けているのでしょうか???
Inside Paul's Head~ポールの考え方、クリエイションの源が、映像と英語音声を通して伝わってきます~
ポールの肉声に合わせて、四方に映し出される映像が変化していきます。
まさに、カラフル☆
ここでは、ポールはこんなことを言いました。
・父親の影響で子供時代から写真が趣味となった。写真を撮ることで、新しいモノの見方が備わったような気がする。
・デザイナーはオーバーデザインするのではなく、シンプルにするのがベストだ。シンプルなカシミアのジャケットに、ビビッドな色シャツや柄物を組み合わせることで、ポールらしいデザインとなる。
・ポールは色の重要性を大事にしている。旅行が好きで、インドなどアジア方面へ旅行をすると、ビビッドな色づかいのデザインに出会う。そこからインスピレーションをもらう。カラフルな料理や果物もインスピレーションの素となる。
・また露天のお店は、価値のあるもの、無価値のもの、古いモノ、新しいモノが混沌としていて、インスピレーションの固まりである。通りを歩くひと、街でみかける風船からも、インスパイアされる。
・僕は絵があまり得意ではないので、デザインをするときは、言葉で表現することが多い。
音声ガイドを聴いたわけではないので、違訳もあると思うけれど、ざっとこんな内容だったのではないでしょうか。_(._.)_
The Design Studio ~さまざまなアイディアは、ここデザインチームから生み出されます~
デザインチームは、映画、写真、アーティスト、日々の日常観察など、色々なものを参考にしています。
その中でも、一番重要なのが「色」です。
デザイナーの仕事場をみる機会ってなかなかありませんよね。とっても貴重な展示です。左上の紙は、お察しのとおり型紙です。
Promotion ~I have been taking photographs since I was eleven. Photography is one of my hobbies.~
ここでは、広告写真を展示しています。どうして、こんなにカッコイイ写真が撮れるんだろう?!感性とセンスがなきゃ、難しいよね。
The Hotel Bedroom in Paris~これが私の初めてのショールーム/そして、私のビジネスの始まりとなった~
ポールの最初のコレクションは、はじめは小さなホテルの1室。
○シャツ×6
○セーター×2
○スーツ×2
ショールームの最終日にやっと、一人の人がやってきただけ❢シャツやセーターはベッドの上に、スーツはクローゼットにかけて。。。
どんなに立派な成功者でも、最初の一歩は小さなものから丁寧に積み上げていくものなのですね。
Collaborations~ I Find Collaborations Stimulating And Chalenging~
ポールスミスの初めてのコラボレーション作品は、クルマのデザイン。ローバーミニです♡
ポールスミスらしいPOPな色づかいで、大好きな作品の一つ。
それ以降、カメラやラグ、バイク、自転車、エビアン水などのコラボデザインにも挑戦。
ちなみに、コラボデザインの一部が伊勢丹メンズ館で期間限定『ポール・スミスのポップアップショップ』として、開催中。ポールスミスの自転車や時計などの限定商品を手に入れるチャンスかも☆
ポール・スミス伊勢丹新宿限定ポップアップショップ
期間|2016年8月10日(水)~8月22日(月)
場所|伊勢丹新宿店メンズ館1F プロモーションスペース
東京都新宿区新宿3-14-1
Stamped Object~切手が貼られた物たち・ファンからの贈り物~
1998年から届き始めたそう。おもちゃの車、郵便受け、バケツなどが包装もせずにポールスミスの元へ。ユニークな発想のポールだからこそ、ファンも遊びゴコロいっぱいなようで(*'▽')
Watches~伝統的な時計づくりとポールのユニークな発想を結び付けた、Paul Smithの 時計コレクション~
ちなみに、ココが一番行列してました!!!Paul Smithの時計人気、ここにあり❢といった感じでしょうか。
古典的な時計デザインのしきたりと遊び心のあるディテールや意外な要素が並存☆
先に紹介した伊勢丹メンズ館での『ポール・スミスのポップアップショップ』では、スペシャルウォッチ100本を20万円(税込み)で販売中❢ 急げ、急げ~。
2016年Paul Smith、春夏コレクションからのセレクション
プリントシャツや大胆な花柄の男性用シャツ、仕立の技術など
展覧会より
1980年代のはじめに布地に写真をプリントし始めた頃、私はその技術を採りいれた最初のデザイナーの一人でした。これは私がデザインに対して、既成概念にとらわれないアプローチの良い例です。それ以来、シャツのデザインのベースとしていろいろな写真を取り込んできました。
ポールスミス展からお洒落な生き方について考えてみた
お洒落とは、自分のスタイルを持っていること。
子供のころは、まだ何のこだわりないので、身近な家族や友人の影響を受けて真似をしているだけかもしれない。もしくは、洋服や身の回りの物を与えられて、身に着けされているだけかもしれない。
だからこそ、子供時代にポールのように、父親から写真を通して感性を自然と身につけることができたポールの父親の貢献は大きい。
私について言うと、ファッションの仕事をしていた父からは『仕立の良い服』を、独自のファッションセンスを持つ母からは『ちょっと変わっているけど可愛い服』を、子供の頃から主に伊勢丹で着せてもらっていた。
学生時代まで自分で服を買うのは、あまり良い顔をされず、服のセレクトには普段は寛容な両親も、かなり手厳しかった。
そんな子供時代を過ごしてきたおかげで、現在の少ないお小遣いでも『お洒落に見える・安っぽくみえない』格好をチョイスできるのではないか。。。と感謝してます。
流行をちょっぴり意識しつつ、自分らしさの出るスタイル。自分のスタイルがある人は、たとえ他者からみて好みのものでなくても、『お洒落さん』の認定を受けることができますね。
私にはまだスタイルなど程遠く発展途上中ですが、「いま」を大切に実験的にお洒落を愉しんでいきたいものですね。
お洒落な人は色んなものにアンテナを張っている
ポール・スミスしかり、既成概念にこだわらず、街の風景や旅行、写真やアートなど外にアンテナを張ることで、色・カタチ・匂い・食感・人々・建築物・街の風景・雑誌や書籍・映画などから沢山のインスピレーションを自然にもらって、自分のモノとして蓄積していきます。
現在の生活スタイルそのものが、いまのジブンの感性を形成しているのだと、感じてます☆
『ローマは一日にして成らず』ではないですが、『感性は一日にして成らず』。
ワクワクしながら、色んなものを体験して発見していく。
おばあちゃんになっても、そういう生き方ができれば痴呆とは無縁の、愉しい終末をおくれるんだろうな~と理想を夢に描いたりもします☆
Paul Smith展は、ポールらしい従来の展覧会の既成概念を打ち破る、ワクワクした愉しい参加型展覧会でした☆
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